器の手入れ方法

− 器をお使いになる前に −

お手元に届いた器、すぐにでも使っていただきたいところですが、
いつまでも大切に使っていただきたいので、
初めて使う前にひと手間かけてあげてください。
・底のチェック
陶器の器は、焼き上がったままの状態では底がザラザラです。そのままではテーブルに傷がついてしまいますので、手入れが必要です。基本的に、完成した段階で全て底の手入れをしていますが、少しザラつきが残っている場合があります。念のため、底の確認をお願いします。もし底がザラザラするようであれば、目の細かいサンドペーパーや砥石などできれいに整えてからお使いください。
  手入れ前の状態です。
  砥石とサンドペーパーでこすると...
  表面が滑らかになります。
・汚れ防止
器の表面にヒビのような模様が入っているのを見たことがありませんか?あれは決して不良品ではなく、貫入(かんにゅう)と呼ばれるものです。釉薬を使った器に見られるのですが、焼き上がった器が冷めていく過程で形成されます。土と釉薬の収縮率の違いにより、ガラス状になった釉薬にヒビが入ることで起こる現象です。

説明が長くなりましたが…この貫入に汚れが入ってしまうのを防ぐために、器全体が浸かるくらいの米のとぎ汁か、米ぬかを混ぜた水などで、30分ほど煮沸してからご使用いただくことをお勧めします。この作業をすることで、土や釉薬の目が埋まり、汚れの染み込みや水漏れを防止することができます。その後よく冷ましてからきれいに水洗いし、乾いた布巾などで拭いて十分乾燥させてください。
          注)・水に浸けた状態から煮沸を始めてください。また、沸騰中は
             器と鍋がぶつかったりすることがありますので、弱火にする
             などしてください。                  

            ・完全に汚れなどの浸入を防ぐことはできません。使い込んだ
             汚れが器の歴史を語り、景色となるのが陶器の良さです。
             その器だけの色を楽しむのもいいものです!        
  こんな感じで...
− 普段のご使用には −
器は乾燥すると汚れなどが染み込みやすくなります。毎日お使いいただいていれば基本的に問題ないのですが、久しぶりに使う場合は、水かぬるま湯に一度浸けてからのご使用をお勧めします。油などのシミはとれないので要注意です。また、ご使用後は浸け置きを避け、できるだけ早めに洗ってください。
          注)・染み込んだ汚れがひどい場合は、食器用漂白剤を薄めたもの
             に浸けておくときれいになります。完全には汚れがとれない
             場合もあります。